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第271回 リポフル閑談:ガン予防の科学的パラダイム−その11
      「ガン予防の方法と活動」の提言から@

  





□■□ 果物&健康NEWS Vol271
■□□ 2009年12月21日(月)配信
□□◇ <創刊日2004年2月26日>



みなさん、こんにちは。お元気ですか。
特集は「リポフル閑談:ガン予防の科学的パラダイム−その11」です。
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<<■ 本日のメニュー >>>>

 ◇ 季節のたより
 ◇ 今週のレシピ:リンゴ
 ◇ リポフル閑談:ガン予防の科学的パラダイム−その11
          「ガン予防の方法と活動」の提言から@
 ◇ 品種紹介:リンゴ「あおり9」
 ◇ 読者から:イチゴの種はどうして外に
 ◇ 新型インフルエンザ情報17
   −正確な知識で冷静な対応−
 ◇ 文学の中の果物:先生への通信(寺田寅彦)
 ◇ 今週の果物
 ◇ 柚子湯(ゆずゆ)
 ◇ 今日のフォト
 ◇ 編集部より



□ 季節のたより

旬の果物:ミカン、リンゴ、イチゴ
     干し柿、セイヨウナシ、キウイフルーツ

大阪市 12月22日 冬至

日の出  7:02 日の入り 16:52
夜明け  6:26  日暮れ  17:27
月の出 10:26  月の入り 22:04  月齢 5.1

・冬至 (とうじ) 2009/12/22
 北半球では一年中で最も夜の長い日です。この日より日が伸び始めることから、古くはこの日を年の始まりと考え、カボチャを食べたりユズ湯に入る慣習があります。

大阪市 12月の過去3年間の気候
       06年   07年   08年 09年(途中経過) 
平均気温   9.1    9.6    9.1   9.7  ℃
降 水 量  102.5   86.5   55.5   −   mm
相対湿度   64    61    64    60   %




□ 今週のレシピ:リンゴ

○ 春巻きサクサクアップルパイ

材料
 リンゴ(小) 1個、春巻きの皮 10枚、さつまいも 150g、砂糖 大さじ3杯、バター 10g、シナモン 適宜など

作り方と出来上がりの写真は下記のサイトです。
http://cookpad.com/recipe/964925

○ りんごの肉巻きロール

材料 (4人分)
 リンゴ 1/2個、豚もも薄切り肉 8枚、さつまいも中 1/2本(正味150g)、生クリーム(牛乳でも可) 大さじ1杯、油 大さじ1杯など

作り方と出来上がりの写真は下記のサイトです。
http://www.ja-m.iijan.or.jp/column/recipe/330/

○ アップルタルト

材料(18センチ型(底の抜けるタイプ))
 リンゴ(紅玉) 1個、バター(無塩) 100g、粉砂糖 70g、卵黄(Mサイズ) 1個分、など

作り方と出来上がりの写真は下記のサイトです。
http://cookpad.com/recipe/992223




□ リポフル閑談:ガン予防の科学的パラダイム−その11
         「ガン予防の方法と活動」の提言から@


リ  ポ:皆さんこんにちは。今日はガンを予防するためにはどう
     したらよいかについて伺います。よろしくお願いします。
フルッタ:よろしくお願いします。ガンを防ぐためには死亡率を下
     げるだけでなく罹患率も下げる必要があります。

リ  ポ:死亡率を下げるにはどうすればよいのですか。
フルッタ:早期発見が重要なポイントです。早期に発見できれば多
     くのガンで生存率が飛躍的に向上します。早期発見する
     ためにはガン検診の受診が大切です。

リ  ポ:乳ガン検診促進のためのピンクリボン運動などが行われ
     ていますね。
フルッタ:はい。でも検診だけでは罹患率を減らすことはできませ
     ん。

リ  ポ:どうしてですか。
フルッタ:検診はガンに罹患した人を発見するには大変大きな効果
     が期待できますが、罹患率を下げるには十分ではありま
     せん。罹患率を下げるには食生活など生活習慣を改善す
     る必要があります。

リ  ポ:なるほど。ガン予防には、検診とともに生活習慣の改善
     が必要なわけですね。
フルッタ:その通りです。アメリカでは死亡率も罹患率も減らすこ
     とに成功しています。ガン予防のための食生活改善運動
     が1991年に始まりました。毎日、果物と野菜を5サービ
     ング摂取することを目標とした「5 A DAY」運動です。

リ  ポ:生活習慣の改善でどの程度、ガンを予防できるのですか。
フルッタ:世界ガン研究基金(WCRF)とアメリカ・ガン研究所(AI
     CR)による科学的根拠に基づく「ガン予防の方法と活 
     動」の報告によると、健康的な食生活、運動、体重管理
 を通じて3分の1のガンを予防できるとしています(文 
     献)。

リ  ポ:具体的に教えてください。
フルッタ:イギリスにおける大腸ガン症例の43%、乳ガン症例の42
     %は生活習慣の改善で予防できたはずであるとしていま
     す(表)。全体では39%減らすことができます。

リ  ポ:すごい数値ですね。アメリカはどうですか。
フルッタ:アメリカについては大腸ガン症例の45%、乳ガン症例の
     38%がこの方法で予防できるとしていいます。全体では
     34%減らせます。

リ  ポ:そのほかの国ではどうですか。
フルッタ:低所得、中所得の国として中国、ブラジルにおけるガン
     の予防効果も推定しています。全体として中国は27%、
     ブラジルは30%減らせます。

リ  ポ:ガン発症は所得と関係があるのですか。
フルッタ:はい。ガンは生活習慣病で所得が上がると食生活などが
     変化するため病態も変化します。

リ  ポ:日本のデータはありますか。
フルッタ:残念ながら日本のデータは記載されていません。日本は
     高所得国で、食も欧米化しているのでアメリカやイギリ
     スのデータが参考になると思います。

リ  ポ:この数値には禁煙も含まれているのですか。
フルッタ:含まれていません。禁煙すればガン症例の3分の1は予
     防できます。従って、禁煙を含む生活習慣の改善でガン
     全体の3分の2を予防できると考えられます。

リ  ポ:食生活など生活習慣の改善に加えて、ガン検診を受診す
     れば、残りの3分の1も防げるわけですね。
フルッタ:そう考えています。食生活など生活習慣の改善運動はガ
     ン予防に有効です。

リ  ポ:フルッタさん、ありがとうございました。このレポート
     には、ガン予防のための48のメッセージが含まれている
     とのことです。次回、このメッセージについて紹介して
     いただく予定です。
     皆様良いお年をお迎えください。

    (つづく) 


表.食生活など生活習慣の改善で予防できるガンの割合(%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
         アメリカ イギリス ブラジル 中国
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
口、いん頭、喉頭  63    67    63   44
食道        69    75    60   44
肺         36    33    36   38
胃         47    45    41   33
すい臓       39    41    34   14
胆嚢        21    16    10    6
肝臓        15    17     6    6
大腸        45    43    37   17
乳         38    42    28   20
子宮内膜(子宮)   70    56    52   34
前立腺       11    20    n/   n/
腎臓        24    19    13   8
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
12のガン総合    34    39    30   27
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


【文献】
世界ガン研究基金(WCRF)とアメリカ・ガン研究所(AICR)の「ガン予防の方法と活動」のレポート全文は下記のサイトからダウンロードできます。
http://www.dietandcancerreport.org/




□ 品種紹介:リンゴ「あおり9」

 「あおり9(旧名:彩香)」は「あかね」と「王林(おうりん)」を交雑して育成した品種です。収穫時期はわい性台樹で9月下旬、マルバ台樹で10月上旬です。果実の大きさは300g前後です。果形は円形〜長円形で、果皮色は鮮紅色です。果梗が短く、果汁が多く、やや酸味が強い品種です。貯蔵性は常温で10日間、普通冷蔵で10月末ころまでです。商標登録名である「彩香」の使用は生果に限って認められており、苗木や加工品を指す場合には「あおり9」を使用することになっています。

「あおり9」の果実の写真は下記のサイトで見られます。
http://fruit.naro.affrc.go.jp/kajunoheya/ikuseihinsyu/
data/hinsyu/pr-aori9.html





□ 読者から:イチゴの種はどうして外に

 質問です。ほとんどの果物は中に種が入っているけど、イチゴの種は、どうして外についているのですか。どうか教えてください。よろしくお願いします。(CI)

【編集部より】
 イチゴ(オランダイチゴ)は花托が肥大した部分(赤い部分)を食用にしています。果実表面の小さいツブツブは痩果(そうか)といって、イチゴの本当の果実です。

 イチゴの赤くて美味しい部分が花托で、つぶつぶが痩果とは不思議ですね。こうしたイチゴの形態には理由があるのでしょうか。この質問は現代科学のホットな話題の一つです。

 生物は長い年月の間に変異し、環境への適応などによって複雑に変化して、形態や機能が異なる多種・多様な生物が生まれたと考えられています。この過程を進化と呼び、進化の方向は進歩とは限りません。

 進化の根幹理論は、チャールズ・ダーウィンの「自然選択説」です。自然選択説とは、無目的に突然変異した生物が厳しい自然環境の中で選別されるとする説です。この自然選択が進化に方向性を与えるとしています。

 一方、進化は、よく用いられる器官は発達し、そうでない器官は萎縮退化するとするラマルクの「用不用説」があります。進化には理由があるとする用不用説は単純明快で分かりやすく、親しみやすい説です。例えば、「イチゴは動物に食べられ、種があちこちに拡散するように花托が肥大し外側に痩果が発達した」と説明されることがありますが、こうした説明は科学的根拠に乏しいことが知られています。

 とても難しい質問です。CIさん、おわかりいただけたでしょうか。




□ 新型インフルエンザ情報17
  −正確な知識で冷静な対応−


◇国立感染症研究所・感染症情報センター

国内の状況

 感染症発生動向調査によるインフルエンザの報告は第49週(11月30日から12月6日)の1週間に153,131例で、定点あたりの報告数(1週間の1医療機関当たりへの受診患者数)は31.82で48週(39.63)と比べて減少しました。

上記の情報は下記のサイトにあります。
 http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html

◇厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報

第3回新型インフルエンザ予防接種後副反応検討会2009年12月16日
『よくあるご質問』を更新しました(2009年12月17日版)2009年12月17日

上記の情報は下記のサイトにあります。
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

◇農林水産省:新型インフルエンザ関連情報
 http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/shininful.html




□ 文学の中の果物:先生への通信(寺田寅彦)

ベルリンから(二)

 今度の旅行中は天気の悪い日が多くて、ことにスイスでは雨や霧のためにアルプスの雪も見えず、割合につまりませんでした。それでもモンブランの氷河を見に行った日は天気がよくておもしろうございました。寒暖計を一本下げて気温を測ったりして歩きました。つるはしのような杖(つえ)をさげて繩(なわ)を肩にかついだ案内者が、英語でガイドはいらぬかと言うから、お前は英語を話すかときくと、いいえと言いました。すべらない用心に靴(くつ)の上へ靴下をはいて、一人で氷河を渡りました。いい心持ちでした。氷河の向こう側はモーヴェ・パーという険路で、高山植物が山の間に花をつづり、ところどころに滝があります。ここから谷へおりる途中に、小さなタヴァンといったような家の前を通ったら、後ろから一人追っかけて来て、お前は日本人ではないかとききますから、そうだと答えたら、私は英人でウェストンというものだが、日本には八年間もいてあらゆる高山へ登り、富士(ふじ)へは六回登ったことがあると話しました。その細君は宿屋の前の草原で靴下を編んでいました。そこから谷底へおりてシャモニの村まで歩きましたが、道ばたの牧場には首へ鈴をつけた牛が放し飼いにしてあって、その鈴の音が非常にメロディアスに聞こえます。また番人の子供やばあさんもほんとうに絵のようで愉快でした。日本にもあるような秋草が咲いていたり、踏切番の小屋に菊が咲いていたり、路傍のマリヤのみ堂に花が供えてあるのも見ました。シャモニの町へはいるころには、もう日が暮れかかって、まっかな夕日がブゾンの氷河の頂を染めた時は実にきれいでした。村の町には名物の瑪瑙細工(めのうざいく)やら牛の角細工を並べた店ばかり連なって、こういう所にはおきまりのキネマが自働ピアノで客を呼んでいました。パリあたりから来ているらしい派手な服装をした女が散歩していました。

 シャモニからゼネヴへ帰って、郊外に老学者サラサン氏をたずねました。たいへん喜んで迎えてくれ、自分の馬車にのせて町じゅうを案内してくれました。昼飯をよばれてから後にその広い所有地を見て歩きました。この人の細君が私どもの論文を仏訳してここの学術雑誌に載せてくれたのだそうです。ここはもうフランスの国境近くで、屋敷のベランダから牧場越しに国境の森が見え、またヴォルテールの住まっていたという家も見えます。毛氈(もうせん)のような草原に二百年もたった柏(かしわ)の木や、百年余の栗(くり)の木がぽつぽつ並んで、その間をうねった小道が通っています。地所の片すみに地中から空気を吹き出したり吸い込んだりする井戸があって、そこでその理屈を説明して聞かせました。低気圧が来る時には噴出が盛んになって麦藁帽(むぎわらぼう)くらい噴(ふ)き上げるなどと話しました。それから小作人の住宅や牛小屋、豚小屋、糞堆(ふんたい)まで見て歩きました。小作人らに一々アローと声をかけて、一言二言話していました。農家の建て方など古い昔のままだそうです。

 屋敷の入り口から玄関までは橡(とち)の並み木がつづいています。その両わきはりんご畑でちょうどりんごが赤く熟していました。書斎にはローマで買って来たという大理石の半身像が幾つもある。サラサン氏は一々その頭をなでその顔をさすって見せるのでした。その中に一つ頭の大きな少年の像があってたいへんにいい顔をしている。先生の一番目の嬢さんがまだ子供の時分この半身像にすっかりラヴしてしまって、おとうさんの椅子(いす)を踏み台にしては石像に接吻(せっぷん)したそうです。そのさまを油絵にかかした額が客間にかかっていました。霧があって小雨が降って、誠に静かな日でした。

 ゼネヴからベルン、チューリヒ、ルツェルンなどを見て回りました。ルツェルンには戦争と平和の博物館というのがあって、日露戦争の部には俗悪な錦絵(にしきえ)がたくさん陳列してあったので少しいやになりました。至るところの谷や斜面には牧場が連なり、りんごが実って、美しい国だと思いました。

(明治四十三年十月、東京朝日新聞)





     ■ Yes, we can eat an apple a day.



□ 今週の果物

 今週は大阪市の青果物市場に入荷している果物について紹介します。取り扱い量の多い果物はミカン、リンゴ、カキ、イチゴなどです。産地別では和歌山、愛媛、青森、熊本、長野 長崎、秋田産などです。

ウンシュウミカン(早生温州、普通温州)は和歌山、愛媛産など、ネーブルオレンジは佐賀産、不知火(デコポン)は和歌山、熊本産、甘ナツミカンは和歌山産、イヨカンは和歌山産です。ユズは高知、徳島産、スダチは徳島産です。

リンゴは「ジョナゴ−ルド」は青森産、「王林」は青森、長野産、「ふじ」は青森、長野、秋田産です。

甘ガキは和歌山、奈良産、渋ガキは愛媛、徳島産です。

イチゴ(「女峰」、「とよのか」、「さちのか」など)は長崎 熊本 福岡産です。

セイヨウナシは山形産です。ニホンナシは鳥取、島根産などです。ブドウは岡山、長野産などです。キウイフル−ツは和歌山産です。

メロンは熊本、静岡、高知、長崎産です。 スイカは高知、熊本産です。




□ 柚子湯(ゆずゆ)

 柚子湯とはユズを浮かべたお風呂のことです。ユズの果実を5〜6個、輪切りにして袋に入れるか、そのまま湯に浮かべます。

 冬至には古来よりユズ湯に入る習慣があります。ユズ湯は血行を促進し、ひび、あかぎれによいとされ、風邪の予防にもなると伝承されています。ユズが使われるのは、この時期が旬であることや、香りのよい精油成分が多く含まれていることなどが関係しているのかもしれません。

  柚の花や琴かきならす医者の妻
            正岡子規




□ 今日のフォト

 リンゴ「ふじ」などは暖地で栽培すると果皮の色づきが悪くなりますが石川県が育成した「秋星」は、暖地でも濃赤色に着色します。酸味が強いのですが、甘味度も高いのでリンゴらしい味がします。

 冬型の気圧配置となり、つくばでは明け方には霜が降りて一面真っ白になっています。

http://www.kudamononet.com/kkr/snapshot/KK-News113.html
  (掲載は次号まで)





    次回メルマガは2010年1月14日の配信を予定しています。

    皆様、良いお年をお迎えください。来年がよい年でありますように。



☆ 編集部より ☆

 名城大学で行われた公開講座においでいただいた皆様、ありがとうございました。高校生の参加もあり、質問も多くでて楽しいひとときとなりました。来年もメルマガをよろしくお願いします。(tnk)

 気温が低くなり、冬らしい気候になりました。朝起きるのはつらいけど、暖冬ばかりだと日本の四季を味わいそこねた気分になります。寒いからこそ暖かい色のゆずを浮かべて入るお風呂が最高です。よいお年を。(KT)





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 ご協力に感謝いたします。  編集長 敬白

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